【尾行|浮気調査の技術】

探偵技術の中核・真髄

浮気調査の3つの技術である尾行・張り込み・撮影のうち、尾行について説明します。

 

業界最大手の原一探偵事務所による公開尾行訓練(※)で教えてもらったことなので、内容は確かです。

 

※2016年5月19日参加

 

浮気調査におすすめの探偵社一覧

 

尾行の難しさ・奥深さ

尾行は探偵にとって一番大切な技術です。

 

隠し撮りも難しいですが、尾行ができなければそもそも撮影できません。

 

「人の後をつけるぐらい簡単では?」と考える人もいますが、大きな間違いです。

 

適当な人通りがあって尾行が目立たず、見失うほど混雑していない状況で20分程度なら、なるほど素人でも追えるかもしれません。

 

しかし、環境は閑散としている場合も大混雑の場合もあります。

 

ホテル出入りなど決定的シーンを撮るまで調査は終わらないので、何時間、何日続くかわかりません。

 

そんな尾行を発覚(バレる)も失尾(見失う)もせず、長時間続けるのは素人には絶対不可能です。

 

調査対象者はさまざまな予想外の行動も取り、尾行者はそれに即応しなければなりません。

 

素人は下記のような基本的な状況にすら正しく対応できないでしょう。

 

  • 尾行相手が急にUターンしてきたらどうするか?
  • エレベーターに乗り込まれたらどうすべきか?

 

原一探偵事務所のベテラン探偵F氏は「尾行は探偵技術の真髄」と語っておられました。

 

プロ探偵はチーム尾行が原則

プロが尾行する場合、最低2人以上のチームを組みます。

 

尾行をする時、次のジレンマにどう対処するかという問題に直面します。

 

  • 近づきすぎると発覚するリスクが高まる
  • 離れすぎると失尾するリスクが高まる

 

これに対して、近づく役割を何度も交代することで発覚リスクを避け、他のメンバーは別の位置からフォローするという解答がチーム尾行なのです。

 

近くで尾行する役割以外の人のフォローの仕方は状況に応じてさまざまです。

 

  • 一つ後ろから尾行して途中で追い上げて交代する
  • 先回りして待ち伏せ、尾行を交代する
  • ショッピングモールの2階から撮影しながら、上から見た2人の状況を伝える

 

長時間の尾行で1回もトイレに行かないのは不可能ですが、チームでやることでトイレ中に失尾するリスクは避けられます。

 

出口が2つあるホテルに入られても、見落とすことなく監視できます。

 

尾行中は常に細かく観察

ある程度大きな店に相手が入った場合は、探偵も入る判断になることが多いです。

 

先に出口がいくつあるか確認します。

 

いつの間にか店を出られてしまって失尾することがないようにです。

 

買物の内容もヒントになります。

 

飲み物を2つ買えば、合流はまもなくです。

 

コンドームを買えば、その日浮気することは間違いないです。

 

道で立ち止まったらタクシーを拾う兆候なので、連絡して車を出させます。

 

タクシーに乗り込まれてからでは遅いのです。

 

このように、尾行中は常に相手を細かく観察して、常に先手を打っていくことが大切です。

 

車両尾行もチーム尾行

車で車を追うのは徒歩尾行以上にテクニックが必要です。

 

近くで真後ろにつけるのは、相手のルームミラーで車内が丸見えなのでNGです。

 

一般車両を挟むカモフラージュ

車の通行がある時は、間に1〜3台挟み、ない時は距離を取ります。

 

この時、老人やおばさんの運転するどんくさい車を間に入れるとそれが原因で失尾しやすくなります。

 

瞬時で運転者を判断し、入れるか入れないか決めます。

 

「そんなことができるのか?」と思うかもしれませんが、実際にやっているのを助手席で見ました。

 

チームワーク

このように距離を取ると発覚の危険は減りますが、失尾の危険は増します。

 

それをフォローするのがチームの車です。

 

尾行者の後ろを走って途中で追い抜いて交代したり、先回りして角から出てきて交代したりする技があります。

 

尾行車は交通状況を無線で早めに知らせます。

 

「この先、ゆるやかな右カーブ。左車線で道路工事アリ。」

 

「その先の信号は赤。ターゲットは左ウィンカー。」といった具合です。

 

チームの他の車も必要な情報を報告して、チーム全体で共有します。

 

碁盤の目のような街、例えば京都、大阪、札幌などの中心部では「平行移動」というテクニックもよく使われます。

 

例えば、対象車が左ウィンカーを出している場合、尾行者はひとつ手前の角で左折し、尾行は後続車に交代します。

 

そしてしばらく直進した後に右折して、対象車が走る道路に戻るわけです。

 

駐車場に入る場合

相手がショッピングモール等の駐車場に入る場合、一番近くの尾行車は一緒について言ってはダメです。

 

相手が車を降りて待ち構えている可能性があります。

 

発覚にまで至らなくても、顔やナンバーを確認されたら、以降の尾行からは離脱するしかなくなります。

 

チームの車に入ってもらい、自分たちは少し時間を置いてから入ります。

 

「入らずに出てくるのを待てばよいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、間違いです。

 

車を置いたまま徒歩デートに移行し、駐車場から出てくる頃には浮気が終わっている場合もあります。

 

また、ショッピングモールの駐車場で二人とも車で待ち合わせ、そのうちの1台に一緒に乗り込んで出かける行動もよく見られます。

 

自分たちが追っていたのとは別の車で出られてしまう可能性もあるわけです。

 

車を追っているだけではダメで、人から目を離さないことが必要なのです。

 

車両尾行はプロの世界

このように車両尾行はとても難しいものです。

 

単独尾行は無理ですぐに発覚するか、信号などに阻まれて失尾します。

 

といって、車両尾行で素人のチーム尾行など絶対無理です。

 

できるようになるには長時間の訓練を要します。

 

それだけでなく尾行に夢中になっていると、素人はパトカーに止められたり、交通事故を起こす危険が大きいです。

 

とりわけ長距離の車両尾行は替えの車もたくさん持っている必要があり、素人が試みるべきではありません。

 

「車ができないと探偵は一流になれない。」

 

「尾行・無線・撮影・運転の4つが同時にできないとダメ。」

 

公開尾行訓練で私を助手席に乗せてくれた原一探偵事務所のベテラン探偵W氏はそう語っていました。

 

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